No.1826 アフターコロナの利益倍増計画①(返済)
2020年05月15日
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住宅業界の
キャッシュフローコーチ
出口経尊(でぐちみちたか)です。
昨日は明るいニュースが
入って来ましたね。
安倍総理の39県を対象にした
緊急事態宣言の解除の発表です。
終息宣言では無いにしても
過去と比べて良い状況です。
あれ?まだマスクが来ていないけど。
感染対策は引き続き必要なので
使うようになるでしょう。
V字回復を狙うために調べること |
東京、神奈川、千葉、埼玉、
大阪、京都、兵庫、北海道は
緊急事態宣言の対象地域のままで
外出自粛が要請されますが、
アフターコロナに向けた
V字回復の仕込みをして
良い時期ではないでしょうか。
売上を上げるためには
闇雲に営業するのではなく
資源を効率よく活かすための
計画が必要不可欠です。
売上だけを目標にして
やっていけるのは
薄利多売の会社くらいでしょうか。
まずは根拠ある目標数値を
決めるところから始まります。
その第一歩が必要な利益の設定です。
図の右下からの逆算作業を
やっていきます。
過去にV字回復した工務店も
まずは必要な利益を
決めることから始めました。
その手始めが年間の返済額を
調べることです。
通帳を見るのでもいいですが
できれば全ての支払額明細書を
チェックしたいですね。
理由は元金と利息が
一緒に引き落とされていると
内訳が分からないからです。
ちなみに
元金は税引後利益からの返済で
利息は税引前の費用になります。
弊社の通帳を見ると
公庫は元金と利息が合算で
銀行は元金と利息が分割で
表記されています。
あと、車や機械を買うための
返済額も調べる必要があります。
ただし、リースは費用なので
今回の返済には含みません。
返済額を調べ終えたら
次は繰越の金額設定です。
これは家計だと貯金です。
いくらお金を貯めたいかを
先に決めてしまいます。
最終的に売上の目標設定をした際
どうしても実行が難しい場合は
繰越金額を見直すこともできます。
金額の決め方については
複数の視点があるので
次回お伝えします。
利益を先に決めた会社の結果 |
先にお伝えした
V字回復の工務店では
1000万円の目標利益にしたら
翌年は1600万円の利益を
出されました。
当時は債務超過でしたので
法人税がかかることなく
返済と繰越が充分できたわけです。
また3000万円の
利益目標を設定した工事会社も
数年続けて達成しています。
特に借入はなく無借金経営で
しっかり繰越ができています。
事例から利益を先に決める重要性が
少しでも伝わると幸いです。
では、また明日。
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