No.1930 粗利や粗利率に拘るけど固執しない
2020年08月27日
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新建新聞社さんが運営するチカラボに
マイスターとして連載しています。
https://chikalab.net/rooms/108
心楽パートナー株式会社の
出口経尊(でぐちみちたか)です。
今日も訪問ミーティングと
ZOOMミーティングがあります。
さて、上記のチカラボの記事や
日頃のブログ、セミナー等で
よくお伝えしているのが
粗利の重要性です。
粗利が経営の行く末を
握っていると言っても
過言ではないでしょう。
それは下図の
お金のブロックパズルを
見ると理解できます。
変動費は原価で
売上から変動費を引いたのが粗利、
その粗利から固定費や返済を
賄うからです。
売上があっての粗利ですが
粗利が一定以上あれば
会社はいつまでも存続できます。
それくらい重要な粗利ですが
粗利は商品を販売することにより
積み上げることができます。
ただ、業種によっては
商品毎、1品毎に
粗利が変わる場合があります。
典型的なのが工務店で
新築、リフォームのどちらも
そうなってしまいます。
統一できるとすれば
ワンプライスの企画住宅ですかね。
経営改善や業績向上に
関わっている出口ですが
物件毎の粗利や粗利率は
バロメーターになっています。
期末のゴールまで
粗利があと〇〇円!
激しい感じではないですが
タイムキーパーや伴走者の
役割をしている会社もあります。
もちろん、期末だけでなく
来期への積み増しも含みます。
ただ、粗利や粗利率に拘りつつも
拘り過ぎや固執してしまうと
希少な商談が流れてしまう
可能性が高くなります。
いくらで出すかのさじ加減は
非常に難しく判断に迷うところ。
昨日はA工務店の専務、
一緒にコンサルしている
B工務店の社長と出口の3者で
意見交換をしました。
長野、大阪、香川なので
もちろんZOOMで。
しかもB工務店の社長は
停車する車内から。
3人であらゆる角度から
メリット、デメリットを検証し
時間軸も行ったり来たりしましたね。
特に未来の感情にフォーカスした
印象があります。
大事なのは理論以上に
納得感だと思うわけです。
仕事に感情を持ち込むなと
言われる人もいるでしょうが
心から楽しめたら最高だし
結局、感情が人を動かします。
というか人生の一部。
そして、腹落ちできれば
覚悟が決まります。
ということで今回の商談は
粗利を多少意識しつつも
粗利率は基準にしないことに
なりました。
ただ、理想に近づけるために
これから原価管理の見直しを
進めることになっています。
ちょうど良いタイミング。
いやー、実践ほど
改善できる機会はないですね。
良い意味の強制力とも言えます。
面白くなってきた~!
社名の心楽パートナーらしい
事例でしょ?(笑)
では、また明日。
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