No.1913 不安の原因はどこだ?
2020年08月10日
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住宅業界の
キャッシュフローコーチ
出口経尊(でぐちみちたか)です。
2日連続のゴルフで
身体が痛いので今日はゆっくりします。
さて、先日の事業相談では
不安という言葉が何度も出てきました。
ただ、今の業績は
会計上全く悪くないそうです。
色々聞いていくと
課題は沢山ありましたね。
抽象度が高い課題だと
とにかく借入をするのが嫌。
これは社長でなく
身内の経理担当者です。
その理由を聞くと
将来返せるかわからないので
借りたくないそうです。
出口も借入があるので
その気持ちはわかります。
もしかしたら借金のイメージが
悪いのかもしれませんね。
でも、現状は建設業特有の
仕掛りや受取手形で
一時的に現金が減り
短期借入をしているそうで
その度に『お金が足りない』と
バタバタしているそうです。
これは本業の妨げに
なっていると思われます。
不安の本質を探るために
抽象度の高い課題から
具体度の高い課題に
掘り下げていくと
原価管理ができていないようです。
利益が出そうな見積で
受注はしているでしょうが
実際、利益が出たのか分からず
追加費用も怪しいし
請求漏れの可能性もあるとのこと。
また、入金予定も
話ができていないようです。
BtoBなので1つの会社で
複数の物件があると
まとめての入金になりますが、
物件ごとに数カ月先まで
予測を立てることは可能です。
これは営業担当の仕事の定義に
入金予定を含める必要があります。
原価管理システムの導入で
解決できることはありそうですが
システム頼みだと解決できない課題も
沢山ありそうです。
このように現状把握や
未来予測がぼんやりした状態だと
暗闇でいるようなもの。
返済できるかどうか不安になり
借入したくない気持ちが
芽生えてくるのだと思います。
あくまで相談段階ですが
課題の本質はもっと深く
多岐に渡りそうです。
また、身内だからこそ
感情が出やすくなる課題も
あるでしょうね。
その辺りは第3者がいれば
お互い冷静になれるでしょう。
出口は好き好んでは無いですが
親子間、兄弟間に入ることは
よくあります。
身内は揉めると激しいですが
合致した時は最強になります。
では、また明日。
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