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現状把握

No.1903 見たくなくても未来のために見る

2020年07月31日

 

住宅業界の
キャッシュフローコーチ
出口経尊(でぐちみちたか)です。

 

 

 

今日は終日訪問コンサルです。
社長だけでなく、部門長を交えるのが
定番になってきました。

 

 

 

さて、国内外の
大手企業の赤字のニュースが
目に付くようになってきました。

 

 

 

オリエンタルランドの
TDRは4~6月で248億円の赤字。

 

 

 

フランスのルノーは
1~6月で9000億円の赤字。

 

 

 

会社が大きいだけに
赤字額も半端ないです。

 

 

 

赤字をブロックパズルで
表現するなら、こんな感じです。

 

 

 

緊急融資制度で借入

 

 

 

この図を1年間と見るのか
6か月、3か月で見るのかで
数字の大きさは変わりますが
形は同じです。

 

 

 

基本的には売上が下がり
必要な粗利を稼げず
固定費がオーバーして
赤字になります。

 

 

 

TDRだと休園で
売上が94.9%減ですから
仕方ないでしょう。

 

 

 

大事なのはここからです。

 

 

 

今回の緊急融資制度は
今すぐお金が必要な人だけでなく
今後必要になる人も対象に
対応してくれたと感じています。


 

 

実際借入するのに
政府系も民間も金融機関に
殺到しましたよね。

 

 

 

最近はどうなんでしょう?

 

 

 

おそらくこの厳しい状況は
まだ続くでしょうから
図の右側にある現預金を
絶やさないことが
最も重要です。

 

 

 

決算書は1年間ですが
大手の赤字のニュースは
大半が3か月の四半期、
6か月の半期です。

 

 

 

これは出口の中でも
当たり前になった
月次で試算表を出しているから
分かる数字です。

 

 

 

中には日次、週次の会社も
業種によってはあるでしょう。

 

 

 

やっている人にとっては
当たり前の話ですが
期末になって売上以外の数字が
初めて分かった話は
今でも時々聞きます。

 

 

 

この時、打てる手は皆無です。

 

 

 

そりゃあ、金融機関だって
お金を貸したくないですよね?

 

 

 

現状把握が翌月にできて
それに基づき未来を想像すれば
良くも悪くも先が見えてきます。

 

 

 

悪い未来を見たくないので
あえて見ない気持ちも
わからなくはないですけどね。

 

 

 

でも、病気と同じで
早期発見の方が症状が小さく
対処する時間もあるので
試行錯誤する手段は沢山あります。

 

 

 

現状把握

 

 

 

今日のブログは
昨日のビジョンと逆で
直近のお金の話ですが
言ってみれば
足元を整える話です。

 

 

昨日のブログ↓

 

No.1902 バランス取れてますか?

 

 

 

本当に実現したい
ビジョンがあれば、
付け焼刃ではなく
今のうちに早め早めの
対策を打とうとします。

 

 

 

煽るつもりはないですが
悠長に構えている暇は
ないということですね。

 

 

 

会社や雇用を守ることも
明確なビジョンと繋がっています。

 

 

 

今日訪問する会社は
現状把握はできているので
未来の数字の管理方法を
社長だけでなく部門長にも
日常に落とし込んでもらおうと
思っています。

 

 

 

やりたくないと思いますが
将来困らないことが
目的ですからね。

 

 

 

目の前のことに
追われることを思えば
今のうちに未来を考えられる
時間があることは幸せだと思います。

 

 

 

では、また明日。

 

 

 

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