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決算書に出てこない限界利益

2022年08月28日

 

建設業専門に
全体最適で粗利を増やす
心楽パートナーの出口経尊です。

 

 

今日は終日
卒論の中間審査の追い込み中。

 

 

さて、昨日は
1年間の損益分岐点について
お伝えしました。

 

 

まずは損益分岐点を知ろう

 

 

今日はその続きです。

 

 

会社の1年間の固定費を
ブロックパズルで描くと
こんな感じになります。

 

 

限界利益

【図1】
※1 西順一郎著「戦略会計 STRACⅡ」のSTRAC表から加筆引用
※2 お金のブロックパズル® 一般社団法人日本キャッシュフローコーチ協会
※3 藤本康男・篠田朝也著 中小企業のための管理会計 ~理論と実践~を加筆引用

 

 

オレンジ色は工事原価、
青色は販管費として
図2から図1に移動させました。

 

 

粗利

【図2】

 

 

図1では
損益計算書に出てこない
・変動費
・限界利益
・限界利益率
が登場しています。

 

 

基本的には
限界利益=固定費だと
利益は±0ということです。

 

 

ポイントは
工事物件ごとに
限界利益を管理して
固定費より多く
積上げることです。

 

 

だから
原価管理が必要なんです。

 

 

あと工事物件に付随しない
変動費の管理も必要です。

 

 

例えば
使いまわしできる材料、
土場や倉庫での作業に
外注費を使った場合です。

 

 

システムで管理している場合だと
その他工事を作って
紐づけるとよいかもしれません。

 

 

利益が出ない、
赤字が続いているなど
経営改善が必要な場合は
限界利益を起点に
管理してみてはいかがでしょうか?

 

 

で、利益は±0でいいのか?

 

 

続きは改めて。

 

 

ちなみ、上記は
出口が経営サポートする際に
初期段階で着手する仕事です。

 

 

問題解決には
現状の見える化を徹底します。

 

 

そのためには
集計を行ってもらう
必要があります。

 

 

着手前に社長に覚悟を問う
理由の1つです。

 

 

意思決定者の社長と
意思決定支援者の出口が
同じ熱量やスピード感だと
経営改善は進みます。

 

 

もちろん、出口も頑張りますよ。

 

 

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