BLOG本日の出入口ブログ

No.1667 学生に価値を伝えることで

2019年12月8日

 


【No.1667】

建設業専門の傾聴屋

出口経尊(でぐちみちたか)です。

 

さて、建通新聞に
愛媛基礎工事業協同組合が
松山工業高校の建築科の学生に
基礎工事業の魅力
ものづくりの達成感などを伝える
出張講座を開いた
記事が掲載されていました。

 

 

建通新聞の記事のリンク

 

出口は基礎工事の会社に
携わっているので
とても気になる記事です。

 

組合の代表理事が

基礎工事は、
家や建物を造るうえで大切な仕事。

ものづくりの楽しさや難しさを体感し、
今後の勉強や進路選択の糧に
していただきたい

とあいさつしたとあります。

 

確かに、基礎工事は家づくりの土台。

 

 

言ってみれば
始まりの部分です。

 

もう少し手前だと
地盤調査地盤改良があります。

 

基礎や地盤が傾いていれば
上の建物はそれ以上に傾きます。

 

 

素晴らしいデザインや
便利な機能の家を建てても
傾いてしまえば、
不動産の価値が無くなります

 

それくらい重要なことなのに
日常生活になると
暮らしの快適さには
直接関係しなかったり
外観のデザイン、見た目にも
関係しにくい箇所です。

 

そういう視点で見れば
スポットが当たりにくい
仕事かもしれません。

 

その影響か
発注される単価も低めなようで
人手が少ない業種の1つです。

 

逆に言えば
今回の記事にある
高校生向けの体験講座は
基礎工事にスポットを当て
価値を高める認知活動です。

 

インターンシップも
企業にとってはそれに近い
面があると思います。

 

直近の収益には
繋がりにくい話ですが、
認知活動は
長期計画の重要な仕事として
取り組むことが
将来の投資になります。

 

ただ、投資なので
リターンがあるかどうかは
分かりませんけどね。

 

と言いつつも
今すぐ絶対に得られることが
あります。

 

それは社外でなく社内です。

 

企画する、教える側が
成長できるということ。

 

教わる以上に教える方が
学びになるからです。

 

教えるために準備をする、
伝わりやすいように教える、
結果を振り返る。

 

このように教える側が
予習、学習、復習ができます。

 

また、教えることで
仕事に自信誇りを持てます。

 

そうなれば自分をどう捉えるかの
セルフイメージが上がります。

 

それと合わせて理想の未来、
ビジョンを描くことで
認知活動のような長期計画に
取り組めるようになります。

 

セルフイメージとビジョンは
基礎工事をはじめ
建設業の様々な問題を
解決できる根本的なこと、
まさに基礎ですね。

 

では、また明日。

 


メルマガでは、ブログに公開しない
コンサル事例等をお伝えしています。
登録も購読も無料ですので
ぜひ、下記URLよりご登録ください。
週一メルマガ『今週の出入口』
http://shinraku.biz/emailmagazine/

事業相談、社内研修、講演等につきましては
下記より、お問い合わせください。
http://shinraku.biz/mailform/