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No.1639 商売も人生も浮き沈みはある

2019年11月10日

 


【No.1639】

建設業専門の傾聴屋

出口経尊(でぐちみちたか)です。

 

今日は
クライアントのイベントに
参加してきます。

 

さて、寂しいニュースを
最近目にしました。

 

この12月に
宇高フェリー廃船の見通し。

 

 

寂しいと言いながら
乗る機会は滅多にないので
無責任なことは言えませんが。

 

 

2年ほど前、
宇野に行くために
歩きで乗船しましたね。

 

この前後で
最終便が20時になり
大幅に減便。

 

記事によると

地元2県2市は
宇高航路の維持に向けた
支援を打ち出し、
四国急行フェリーには
船舶の修繕名目で
15、16年度に計3千万円、
17年度以降は計1500万円を
助成している。

とあります。

 

まだ確定ではないので
助成金が増えれば
継続になるかもしれませんが。

 

このフェリー会社自体は
小豆島行きも運行しているので
おそらく存続は問題ないかと思います。

 

出口の中でフェリーと言えば
お約束のうどん。

 

 

麺は死んでますが
美味いんですよね(笑)

 

また
20年前の重機屋時代、
トレーラーを載せるのに
お世話になりました。

 

 

高速道路の走行には
総重量の制限があり
重量物を運ぶ車両は
橋を渡れないため、
フェリーが無いと
四国から本州には
上陸できないんですよね。

 

ちなみに
写真の低床トレーラーは
読んで字のごとく床が低いため
海面が低くなる干潮時には
乗り込む時に荷台の底を擦るので
フェリーに乗れません。

 

総重量50tを超える車両が
フェリーに乗り込もうとしたら
さらに沈みますからね。

 

今も高松~神戸の
ジャンボフェリーはあるので
本州に行けなくはないでしょうが
運賃は上がってしまいます。

 

瀬戸大橋、明石大橋の
通行料は開通当初に比べ
大幅に安くなり
時間も短縮したので
間違いなくそのあおりを
受けています。

 

30年前までは
フェリー会社が3社もあり
24時間運航、1時間に何本も
運行していました。

 

宇高線は
明治末に始まり
昭和末が全盛期、
平成で衰退し
令和で消滅する・・・

のかもしれません。

 

これも時代の流れ
なのかもしれませんが
需要と供給のバランスには
勝てません。

 

 

高松港は今でもフェリーは
多いかと思いますが、
全盛期に比べたら
四国の玄関口、海の銀座
とは程遠いかもしれません。

 

フェリーの浮き沈みは
時間軸がかなり長いですが、
業態によっては
変化がとても激しい時代。

 

今、商売が
順調だからと言って
安心できなくなりました。

 

調子が良い時こそ
厳しい時に力が発揮できるよう
備える、鍛えておくことが
大切ではないでしょうか?

 

それは経営者だけでなく
会社の全員が対象です。

 

調子の良い時は
誰でも調子が良いもので
沈みそうな時に
どれだけ力を発揮できるかが
本当の実力

 

昨日はクライアントの
社員面談の後、
社長とそんな話をして帰りました。

 

では、また明日。

 


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