No.1965 労働分配率は生産性の目安
2020年10月1日
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新建新聞社さんが運営するチカラボに
マイスターとして連載しています。
https://chikalab.net/rooms/108
心楽パートナー株式会社の
出口経尊(でぐちみちたか)です。
日中は住宅会社でゴルフ、
夜は工務店社長とZOOMコンサルでした。
そのコンサルで気になったのが
労働分配率です。
下図のお金のブロックパズルを
見てもらうとよくわかります。
人件費が粗利に占める割合です。
人件費には役員報酬、
給与に賞与、社会保険料が
含まれます。
労働分配率は
職種によって%は変わりますが
少ない人件費で多くの粗利を
稼いだ方が生産性は高いと言えます。
逆の見方をすれば
給与が安すぎると言える場合も
あります。
どちらにしても言えるのは
これから生産性向上は
益々求めらる時代だということ。
ちなみに今回の工務店さんの
労働分配率は50%でした。
案の定、雇用している人数が
通常の売上規模より多かったです。
ただ、新卒を採用するなど
未来の投資をされています。
出口の中の基準では
工務店の労働分配率は
40~45%が標準値です。
顧問先の中には
30%という驚異的な
労働分配率の工務店もあります。
生産性、スピード感のレベルは
極めて高く、新築の工期も短いです。
ということで
今日の工務店さんは
年間の返済から逆算して
利益と粗利目標を算出したところ
年間棟数の目標が10⇒12棟に
変わりました。
雇用人数の割に
売上や棟数が少ないと
何となく感じていたのが
明確になったと思います。
あと、身近な幹部と
共有してもらうことになりました。
経営が他人事から自分事に
少しずつ変わっていく
プロセスになるはずです。
巻き込む、任せる大きな一歩になるでしょう。
今回は以上です。
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