BLOG本日の出入口ブログ

No.1798 現金給付でしょ

2020年04月17日

 

建設業専門の傾聴屋
出口経尊(でぐちみちたか)です。

 

 

 

さて、安倍総理が
新型コロナウイルスの
感染拡大を受けた生活支援策として
1人あたり10万円を給付する意向を
固めたとのこと。

 

 

 

 

 

 

産経新聞では
経済同友会の桜田謙悟代表幹事が
タイムリーに配布することと、
消費に活用されることが重要だとして
電子マネーでの給付が望ましい
との考えを示した。

 

 

 

現金給付ならば
貯蓄に回る可能性もあるが
電子マネーなら
消費力を維持するのに
つながると強調した。

 

 

 

という記事がありました。

 

 

 

確かに電子マネーだと
給付は早そうですが
今本当に必要なのは
現金ではないでしょうか?

 

 

 

蓄財もあるでしょうが
生きるか死ぬかの瀬戸際だったり
支払うお金が無い方を救うには
電子マネーでは厳しいと感じます。

 

 

 

それに個人のお店など
今欲しいのは
売掛よりも現金です。

 

 

 

電子マネーやカードだと
現金化するまで一定の時間が
かかってしまいます。

 

 

 

また、仕入が現金ならば
立替払いの期間が長くなり
さらに現金を使わざるをえない。

 

 

 

建設業だと
売上計上までの期間が
数カ月かかる上に
手形だとさらに数カ月
現金化が遅れるのと同じです。

 

 

 

立替の負担を減らすために
中間金や出来高制など
随分浸透したとは思いますが。

 

 

 

電子マネーは便利な反面
資金繰りを悪化させる
原因になります。

 

 

 

全ての決済が
電子マネーやカードになれば
問題は解消するでしょうが
今は現実的ではありません。

 

 

 

10万円/人の給付の目的は
経済支援というより生活支援。

 

 

 

10万円だと
一時的かもしれませんが、
一人当たりなので
特に家族が多い人は
時間を稼げるはずです。

 

 

 

また企業も
融資、助成金、補助金、補給金を
利用して時間を稼いだり
万一に備える必要があります。

 

 

 

理想は
(毎月の固定費+返済)×12カ月
の現預金ですね。

 

 

 

【資金繰り支援内容一覧表】
経済産業省のサイトから閲覧できます
かなり見やすいです。
※2020年4月14日時点
https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/shikinguri_list.pdf

 

 

資金繰り支援内容一覧表

 

 

 

では、また明日。

 

 

 

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