No.1793 ブロックパズルで現状把握
2020年04月12日
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建設業専門の傾聴屋
出口経尊(でぐちみちたか)です。
さて、昨日はZOOM三昧でしたが
その中でミニセミナーを開催させて
もらいました。
タイトルは
本業に集中するための
資金調達・利益確保の対策
これは録画した
ZOOMの画面です。
右上に出口が映っています。
まずはビフォーコロナの
利益が出ていた状態と
ナウコロナ?の
利益が出なくなった状態を
ブロックパズルでお伝えしました。
利益が出ていた状態の
売上を100とした場合、
税引後利益から
返済と貯金ができています。
これだと
税金をしっかり払いながら
借入を減らし、繰越を増やす
ことができます。
利益が必要な理由は
過去のブログでご紹介しています↓
http://shinraku.biz/wp/2019/12/10/
今回は減価償却費の繰戻と
実際の資金繰りとの違いは
分かりやすさ優先で割愛しています。
次に利益が半減した場合です。
売上が50で粗利率が同じなら
粗利も25で半減します。
固定費は多少減るでしょうが
仮に同じとすれば40です。
つまり粗利25-40=▲15
の赤字になります。
これに返済の5も足りないので
不足しているのが20になります。
この状態が続けば
手元の現金が底を尽きるのは
想像できますよね。
そのためには借入をして
時間を稼ぎながら
固定費削減や新たな売上確保に
動く必要があります。
見方を変えれば改革のチャンス
とも言えます。
ただの延命だと
借金が増えるだけですからね。
飲食等のサービス業は
既に打撃を受けていますが
出口が関わる建設業は
まだその影響が出ていません。
もちろん
影響が出ない方が良いですが。
何が言いたいかと言えば
もし数字の現状把握が
できていないなら
3~6カ月先の危機に備えて
すぐ経理や税理士さんに頼んで
前月までの試算表を出せる体制に
してください。
現状が分かれば
様々なシミュレーションができ
必要な借入額や固定費削減額も
見えてきます。
それになにより
現状の数字が分かれば
借入の申請もすぐにできます。
政府や金融機関の
協力も欠かせませんが、
事業者の取り組みが
あっての話です。
もし、数字の羅列で
理解しにくい場合は
ブロックパズルにすれば
イメージが湧くようになります。
参加者の皆さんからも
ブロックパズルは分かりやすく
現状把握が大事だという
感想をいただきました。
では、また明日。
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