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No.1694 建設業で年収500万以上を当たり前にする

2020年01月4日

建設業専門の傾聴屋
出口経尊(でぐちみちたか)です。

 

今日から新年初の訪問です。

 

と言ってもあえて私服ですが。

 

さて、昨日Facebookに
この記事のリンクを貼りました。

https://wezz-y.com/archives/71310

 

想定より反響をいただいたので
自分なりの見解も含めてお伝えします。

 

記事で注目したいのが
以下の内容です。

 

木造住宅の担い手である大工就業者数は
1980年のピーク時に約94万人だった。

しかし2010年には半分以下の
約40万人まで減少している。

しかも高齢化率(60才以上)は
他の建設業に比べて高い。

1980年は60才以上の割合が7%、
30才未満の割合が26%だったのが、
2010年では60才以上の割合が28%、
30才以下の割合が8%と
逆転してしまっている。

2010年時点で40万人いる大工の中で
30才未満の若手は3.4万人しかいないのだ。

このままでは、熟練大工からの
技術継承ができなくなってしまう。

 

どの都道府県に行っても
若い大工さんが少ないと
肌で感じてはいましたが、
ピーク時の半分以下と聞いて
驚いています。

 

さすがに1980年は
実感できていませんが
2000年から携わっているので
そこからでも2/3くらいには
なっているのではないでしょうか?

 

これは大工さんだけでなく
他の現場仕事も同じですが
大半はお金が問題だと思います。

 

例えば技術承継は
大工さんの収入が多ければ
弟子を雇うことも可能でしょう。

 

休日も必要でしょうから
その分、生産量が落ちるので
効率を上げる努力をしても
お金が関わってきます。

 

AIやロボットでは
対応が難しいだけに
大きな技術変革がない限り
今の課題に向き合う必要が
あるでしょう。

 

最近では住宅会社も
危機感を抱いて
再び社員大工を採用する会社も
増えてはきているようです。

 

お金のことを考えながら
本業に集中する。

 

普段から実入りが多ければ
収入の波にも耐えられるでしょうが
お金に不安を抱きながらだと
仕事に集中するのは難しいと思います。

 

質の高い仕事、
期待を上回る仕事をするには
気持ちの安定も必要でしょう。

 

自営業と従業員の立場で
違うとは思いますが
どれくらい年収があれば
そこそこいい暮らしができるか
検索してみました。

 

そこそこいい暮らしとは
大きな不安もなく
将来設計も描ける金額と
解釈しています。

 

記事によれば最も多いのが
年収500万円、僅差で600万円です。

 

https://news.livedoor.com/article/detail/12390351/

 

住宅購買層が地方だと
年収400万円は欲しいと聞くので
社会保険料の値上がりを考慮すると
やはり500万円以上は必要と
いうことですね。

 

奥さんが扶養内で働いて
世帯収入が600万円と
いったところでしょうか。

 

 

上を見ればキリがないですが
家を建てて子供を塾に通わせ
大学や専門学校に行かせられる
金額ですかね。

 

建設業は
きつい・汚い・危険の3Kで
休みが少なく朝が早い仕事。

 

そんな中でも
インフラ整備のものづくりは
男のロマンや遣り甲斐のある仕事。

 

それには家族の応援や
威厳を保つためにも
稼げる仕事にする必要があります。

 

過剰な残業なしで年収500万円以上。

 

子供たちのなりたい職業は
ユーチューバーでなく
目指すは建設業。

 

災害復旧する自衛隊のように
社会的地位の向上も必要でしょう。

 

そのために今年はより一層
お金の話ができる場面を
増やしていきますよ。

 

 

働く一人一人がお金に向き合えば
必ず収益は改善しますから。

 

では、また明日。

 

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