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No.1380 売上の前に、現金回収を意識する

2019年02月24日

 


【連投No.1380】

想いお金の両立パートナー、

出口経尊(でぐちみちたか)です。

 

今日は9時間寝ました。
睡眠は大事ですね。

 

さて、少し前に見た
NHKの朝ドラ『まんぷく』の話です。

 

苦労して開発した
今当たり前に食べている
チキンラーメンですが
テレビCMの効果で
爆発的に売れました。

 

なんと、売上が5倍

 

まあ、元がいくらだったのか?
というのは気になりますが。

 

また、当時はCMを出す会社を
募集していたという設定なので
広告料が安かったんでしょうね。

 

その時も銀行から資金を借りる
話がありました。

 

ただ、売れたと言っても直販。

 

問屋から大量の注文が入らないと
意味がないという仲間からの指摘は
ごもっともでした。

 

直販だと販売量には
限界がありますからね。

 

ここからが本題ですが
問屋から注文が入る時の
注意点です。

 

 

業界での支払い方法は
2、3カ月の手形決済が当たり前。

 

これは仮説ですが
翌月末払いだとしたら
3カ月の手形だと
現金が4カ月
手元に入りません

 

まんぷく食品は
売れ始めたところで
現金がありません。

 

現金がないと
材料の仕入れができないので
ラーメンが作れません。

 

それこそ
手形払いやカード払いが
できればいいですが、
支払が現金としたら
売上も現金回収しないと
現金が無い時期が
生まれます

 

そうなると、会社はどうなるか?

 

倒産です。

 

利益が出ていても潰れるのが
黒字倒産です。

 

逆に言えば
借金が沢山あっても
現金があれば
会社は潰れません

 

ということで、
問屋にも現金払いでしか
販売しないということに。

 

その次以降のドラマでも
電話注文では
現金払いのみ
なりますと対応していました。

 

強気でいく、
というより平然と言える、
この気持ちはとても大切です。

 

負い目、弱気で
言われるがままだと
資金繰りの苦労が生じます。

 

手形をもらったり
翌月払いでも
売上にはなりますが
現金が無ければ
経営の大きな悩みになります。

 

ちなみにこれは
恥ずかしいこと
ではない
ですからね。

 

価格設定も現金回収も
自社、自分に対しての
自己肯定感
大きく影響します。

 

今は、経営のど真ん中に
携わらせてもらう仕事なので
出口は物凄く高いアンテナが
立っていますが、
昔ならスルーしていた
内容だったと思います。

 

利益は出ているけど
現金が残らない方は、
現金の回収と支払いに
疑問を抱いてみては
いかがでしょうか?

 

これも不安を小さくして
本業に集中するための一歩です。

 

では、また明日。

 


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