No.1338 現状把握とプラス思考が復活のカギ
2019年01月13日
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【連投No.1338】
想いとお金の両立パートナー、
出口経尊(でぐちみちたか)です。
今日はくじ引きやら
タイヤ交換やら
家の事をします。
さて、先日
2代目の社長から
電話で事業相談を受けました。
業種は工務店で
出口と同世代の
40歳前後だと思います。
よく相談していただくのは
2代目以降の社長か次期社長で
同世代が多いんですよね。
社歴は長く
景気や需要と共に
繁盛していた時期を経て
現在は厳しい状況だそうです。
決算書などの数字の書類は
見ていませんが、
売上の下がり具合と
現状の利益、
社員数を聞くと
余程、突飛な事がない限り
おおよそのイメージはできます。
解説すると
左が過去で、右が現在です。
売上が下がっているので
図全体の高さが低くなります。
売上に対する変動費を引いた
粗利も減るでしょうし、
粗利の割合である粗利率も
競争が厳しいため値下げにより
下がっていると思われます。
固定費の経費的な部分は
見直しをしているそうなので
その他は小さくなっているでしょう。
人件費は、人数などを考えると
微減だと思います。
固定費の詳細はざっくりとしても
とにかく売上が減ったことで
固定費を賄うだけの粗利を
稼げていないのは間違いありません。
左図の利益があった時は
固定費が粗利の中に収まり
利益が出ています。
右図は固定費が粗利を
上回っているので
下に突き抜けています。
この状態だと
貯金があれば取り崩す、
無ければ借りてくる
必要があります。
さらに厳しいのは
枠外の右の違いです。
左図は税金と繰越です。
利益が出れば
法人税はかかりますが
無借金なら貯金ができます。
これは、お金を貯めるなら
結局、税金を払った方が
貯まる考えですね。
右図は赤字なので税金は
ほとんどかかりません。
問題なのは
借入に伴い生じた返済です。
この返済分と
固定費の足りない分を
合わせた分が
不足の赤枠です。
実際は、減価償却費の
繰り戻しというのが
返済に充てられますが
シンプルにするため
今回は割愛します。
この状態を乗り切るには
現金が必要です。
貯金を崩すか
新たに借入をするか・・・
借りると言っても
貸してくれない場合もあります。
という風に
かなりざっくりですが
厳しい状況だというのは
電話でお聞きしながら
頭の中でブロックパズルが
動いています。
まずは現状に向き合って
現状把握をしていただき、
危機感を細胞レベルで感じて
自ら奮起することが
最初のスタートだと感じました。
そのためにできることは・・・
山ほどあります。
つまり、伸びしろがあるわけです。
このポジティブさも必要不可欠。
それを目の前の仕事に
追われながらも
早急に向き合うところから
始めてもらうアドバイスを
させていただきました。
結局は、ご自身が変わる
ところからスタートですね。
では、また明日。
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