ライバルの逆を行くお店
2021年12月6日
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住宅業界専門に
全体最適で粗利を増やす
経営パートナーの出口経尊です。
大学院の授業が1科目終わり
後期は火曜と金曜日だけになりました。
前期は厳しかったですが
あっという間に1学年が終わる感じです。
11月下旬は久しぶりに上京して
仕事とキャッシュフローコーチ協会の
イベントに参加してきました。
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ライバルの逆を行くお店
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飲食店の事例なので
建設業にピッタリとは
当てはまらない話ですが、
『ブルーオーシャン戦略』と
『リピート率アップ』を取り入れた
お店の事例をお伝えします。
ちなみに
『ブルーオーシャン戦略』とは
従来存在しなかった全く新しい領域に
事業を展開していく戦略。
他社と競合することなく
事業を展開することができる。
※野村総研から引用
ライバルがいない南の島で
市場を独占するイメージですね。
ただ、気を付けないといけないのは
島にお客さんが居るか居ないかを
予め見極める必要があります。
無人島では商売になりません。
『リピート率』は
同じお客さんの購入頻度ですね。
8カ月ぶりの上京に合わせて
お客さんと会食したお店が
まさにブルーオーシャン戦略を
実行されています。
コロナ前は毎月行っていたので
常連客とも久しぶりに会えて
嬉しかったです。
4日間の滞在で
思わずリピートしてしまいました(笑)
ここから本題ですが
『ブルーオーシャン戦略』の1つが
16時からの営業です。
そして料理はお魚が主体、
もちろんお肉もありますが
以前より商品単価を上げて
美味しい物を少量食すメニューです。
1品1000円以上なので
大食いの人には高くつきますが(汗)
ポイントは誰をターゲットに
しているかです。
答えは・・・
お金に余裕のある年配者です。
16時からでもカウンタが満席になるようで
私が行く頃には少なくとも2回転目です。
同じような料理を提供するお店は
もちろんあるわけですが、
他店だと18時の営業で早い時間帯は
独占状態です。
近所の焼き鳥屋さんは
昼から営業していますが、
料理が違うのでライバルではないです。
そして料理のラストオーダーは21時。
他で飲んできた酔っ払いは
ほとんど来ません。
また、年配者は時間に余裕もあるので
来店頻度が高いそうです。
ただ、リスクとしては
亡くなられる確率が高いので
新規客の発掘は必要になりますが
口コミで充分回っています。
広告やWEB配信はほぼやっていません。
【売上=客数×客単価×リピート率】
の話はよくお伝えしていますが、
【客数】のお客さんのターゲットは明確で
時間帯を工夫しています。
それに合わせて料理を見直し
【客単価】が上がっています。
【リピート率】も
ご紹介した通り上がっています。
今回の事例は飲食店ですが
建設業でも売上を細分化して見直せば
売上アップにつながります。
リピートだとリフォームや修繕が
当てはまりますね。
まずは固定概念にとらわれずに
着眼点や発想を変えてみるところから
始めてみてはいかがでしょうか?
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出口経尊(でぐちみちたか)のプロフィール
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住宅業界専門に
全体最適で粗利を増やす経営パートナー。
1975年香川県生まれ。
工事会社を経て
前職では工務店のHP・チラシ・顧客管理・原価管理など
集客や業務改善に携わる。
現在は、独自の『全体最適型・粗利増加法』で
人や数字の歪みも意識しながら
粗利や利益改善のサポートを行う。
そして、社長や社員の代弁者として組織風土を円滑にし、
財務も見ながら理念を軸に方向性を整えていく。
2021年4月現在、MBA取得に向けて
香川大学大学院地域マネジメント研究科の学生として在籍中。
【ミッション】
チャレンジできる場を整え、物心両面で豊かにする
【ビジョン】
建設業界のきれい事をあたり前に変える
【主な業務】
・理念策定・浸透・承継コンサルティング
・キャッシュフローコーチング
・業績向上に付随する社内研修、講演等
心楽パートナー株式会社
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https://shinraku.biz/contact/