No.1651 目指したいビジョンは過去と通ずる
2019年11月22日
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【No.1651】
建設業専門の傾聴屋
出口経尊(でぐちみちたか)です。
今晩は住宅業界を
サポートする方々との懇親会です。
昨日は
工務店経営学部に入部された
千葉県香取市の工務店さんを
訪問しました。
佐原駅の駅舎は
趣がありました。
その理由は
小江戸、水郷の町と呼ばれ
今も当時の雰囲気を残している
からでしょう。
今後は遠隔でサポートするので
訪問する機会は滅多にないですが
改めて行きたくなりました。
詳しい歴史は調べていないですが、
昔の街並みが残っているのは
それを大切に残していこうと
尽力する人達がいるからだと思います。
想いを承継する。
承継と言えば
最近だと事業承継を
よく耳にします。
仕事柄、未来に関わるので
継がす、継ぐ話は
視野に入りますからね。
コンサル仲間で財務屋の
宍戸友紀さんが
https://www.imagecreating.co.jp/
口癖のように出口戦略と
言っているのですが
5つある中の1つが事業承継です。
ちなみに、会社の5つの出口には
・IPO(上場)
・M&A(合併、買収)
・事業承継
・清算
・倒産
があります。
清算と倒産については
事業をやめることになります。
5つの中で
出口が携わるのは
上場はないでしょうから
M&Aと事業承継です。
ただ、それらに関する
財務や税務のプロではないので
考え方や営業活動の承継が
主になります。
経営数字は見ますが
あくまで予測や結果のバロメーター、
感情や行動にフォーカスする方を
重視しています。
数字のプロの仲間からしたら
感情や行動に関わる方が
難しいらしいですが。
人の価値観は
育った環境によって異なるので
教科書通りの答えが容易に
見つからないからかもしれません。
有難いことに出口は
100年以上続く企業2社を
継続的にサポートしているので
続けることの大切さ、難しさは
その会社の歴史を通して
強く感じるところです。
100年ともなれば
戦前、戦中、戦後の苦難を
乗り越えていますから
当時のお話を一緒に聞いた時は
出口も涙が出そうになりました。
このように2代目以降で
先代や関係者がご健在の場合は
必ず歴史を聴かせてもらっています。
会社だけでなく家族の話も
自然と出てきます。
知らなかったという話が
出てくれば盛り上がります。
特に親子だとわざわざ話す機会も
少ないですからね。
そんな歴史、背景を
出口も一緒に感じ取った上で
経営理念の策定を行っています。
創業40年の工務店さんでは
会長にインタビューすると
孫に引き継いで100年企業に
なってほしいと仰っていました。
息子の現社長は
次にバトンを渡すのが
役目だということですね。
そうそう
100年企業の2社、
100年企業目指す会社は
業態変化を遂げていますが
それは改めてお伝えします。
過去の背景と
理想の未来を掛け合わせ
想いとして言葉にするのが
理念策定。
社内の一人一人の
考え方や捉え方を整えるのが
理念浸透。
そして次世代に想いを
バトンタッチするのが
理念承継。
経営理念の言葉のイメージは
人それぞれですが、
出口の経営理念の定義は
策定、浸透、承継が
一対になっています。
元々は理念なんて要らないと
思っていた人間でしたけどね(笑)
もしかしたら
出口の名前の経尊は
なんか意味があるのかも
しれませんね。。。
では、また明日。
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