No.1632 ひと手間かけない
2019年11月3日
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【No.1632】
建設業専門の傾聴屋
出口経尊(でぐちみちたか)です。
今日はゆっくり休んで
週明けに備え、体調を整えます。
さて、いつもなら
ひと手間かけるのを
推奨するのですが、
今回は
ひと手間かけない
話です。
建設現場、倉庫、工場を
見回る機会があるのですが
特に繰り返しの作業は
ひと手間かける判断と
ひと手間かけない判断が
問われます。
これ、簡単なようで
意外と難しいですよね。
マニュアルで
指示はできますが
ある意味、マニュアルは
完璧なものでなく
改善点があったりします。
より良くしようと思えば
マニュアルが絶対ではないと
疑問に思うことも大切。
ただし、
それが誰目線なのかを
気を付けないと自己満足が
余計な手間になります。
この判断基準は
個々の価値観に関係します。
例えば、過剰包装。
日常の商品でも
やり過ぎと思うことがあります。
社会全体で見たら
資源の無駄遣い、
ゴミ問題に繋がります。
企業だと
原材料費のアップ、
手間をかけることで
人件費アップに
繋がります。
手間をかけるのは
顧客満足の視点で大事ですが
必要とされていないことに
手間をかけても報われません。
また、支出が増えることで
利益を圧縮します。
手間には
相手目線を元にした
強弱が必要で
それが売上と利益に
繋がります。
円に満たない数銭の削減と
1、2秒の手間の削減は
量×人数で算出すれば
大きな利益に換わります。
これは採算意識です。
このように
ひと手間かける判断と
ひと手間かけない判断は
1人1人の価値観と
採算意識を整えることで
最善に近づきます。
その際、気を付けたいのが
改善を求める側の言い方です。
本人は良かれと思って
やっている場合があるので
頭ごなしに否定すると
反発したり、心が折れます。
軌道修正には
丁寧な承認と説明が
欠かせません。
またそれも
人によって視点が違うので
1人1人に向き合うことが
大切ではないでしょうか。
そこは
ひと手間かけるところとして。
では、また明日。
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