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No.1536 昔は修理代が他人事でした

2019年07月30日

 


【No.1536】

建設関連専門

想いお金の両立パートナー

出口経尊(でぐちみちたか)です。

 

今日は香川を出発して
鳥取で訪問コンサル、
その足で上京します。

 

さて、このヒッパラーを見ると
重機屋時代の失敗を思い出します。

 

 

名称はヒッパラー以外に
レバーブロック
チェーンブロック
と呼ばれています。

 

何をするものかと言えば
トラックやトレーラーに積む
クレーンの部材の荷縛りに
使っていました。

 

他でよく見るのは
鉄板やユンボーなどの
荷縛りに使われています。

 

重い物を積む時ほど
大きなヒッパラーを使うのですが
右端の3tだと
持つのも一苦労でした。

 

そんな重要な役割を果たす
ヒッパラーでしたが
残念ながら出口がいた会社では
扱いが雑でした。

 

荷台に放置されたり
車庫で雨ざらしだったり
はたまた盗られたり。

 

当時は20年前の話ですから
今だと簡単に盗まれそうです。

 

丁寧な仕事をする会社は
必ず道具を大事にするので
空荷の時にヒッパラーが
どんな積まれ方をしているか
運転していても
未だに目に入ってきます。

 

例えば、荷台の鳥居に
ヒッパラーとワイヤーが
きちんと掛けている場合は
誠実・丁寧・迅速な
イメージがあります。

 

写真が無いのは残念ですが。

 

そうそう、出口が失敗したのは
修理の手配です。

 

調子が悪いのが沢山あり
見積をしてもらったのですが
治すということだったので
勝手に修理を頼んでしまいました。

 

そうしたら、修理完了後に
請求書が来るわけで・・・

 

またそれが
とんでもない金額で・・・

 

こっぴどく怒られました。

 

当時はそれなりに
会社のことを想ったつもりですが
そもそも使う人の扱いが
また同じでしょうし、
治すより数は減っても
買うという選択肢もあったでしょう。

 

対策としては
車両ごとに管理したり
その責任の元で
オイルをさすなど
メンテナンスすれば
以後の修理代や購入費は
大幅に減るでしょう。

 

お恥ずかしながら
そんな出口も今では
社内研修で修理代を減らす
重要性をお伝えしています。

 

その際は
お金のブロックパズルで説明し
失敗の具体例をあげて
対策を皆さんでディスカッション
してもらっています。

 

 

ちなみに修理代は
固定費のその他としています。

 

固定費にしたのは
売上にそのまま連動しないからです。

 

固定費のその他が増えると
会社の利益が減り、
返済や貯金に影響します。

 

そうなれば
賞与や福利厚生費の
見直しを考えないと
いけなくなります。

 

自分事だと丁寧に扱う人が
ほとんどなので
できるだけ自分事にしてもらう
話をしています。

 

それでも難しい人は
自身のお金の概念から
変えてもらう必要があると
感じています。

 

改革には時間がかかりますが

なぜ?を説明し続けて

考え方捉え方
変えてもらうしかありません。

 

最後は

経営者が
粘り勝ちするか?

やらない従業員が
粘り勝ちするか?

根気勝負です。

 

これはお金の話ですが
経営理念の浸透施策と
全く同じですね。

 

では、また明日。

 


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