No.1529 利益も細部に宿る
2019年07月23日
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【No.1529】
建設関連専門
想いとお金の両立パートナー
出口経尊(でぐちみちたか)です。
今日は電話コンサル、
夜はコンサル仲間と食事です。
突然ですが、例えば
今やっている事業を止め
これから別の事業を伸ばそうとする。
希望に満ち溢れた感じで
素晴らしいことです。
でも、肝心なのは理由です。
なぜ、やめるのか?
なぜ、注力したいのか?
よくあるのは
儲かる、儲からないが
判断基準になること。
ちなみに
儲けるのは良い事で
事業継続やビジョン実現に
必要なことだと思っていますが
果たしてやめる事業は
本当に儲からないのでしょうか?
また、注力する事業は
本当に儲かるのでしょうか?
一番危ういと感じるのは
数字の結果だけを見て
内訳を吟味せず
感覚だけ判断すること。
神は細部に宿ると言いますが
儲け代は細部に隠れている
かもしれません。
また、最初に
必要な利益を残す目標設定、
実行予算を組めば目指すゴールを
予め設定することができますが、
やっていない会社は結構あります。
例えば、100m走るのと
1000m走るのとでは
ペース配分が違うのと同じで
仮のゴールを設定するのと
しないのとでは結果が違います。
ゴールを意識せず一所懸命する、
ゴールを意識して一所懸命する、
どちらが報われるかです。
ガチガチとまでは言いませんが
細かい数字を設定し
経過を見つつ調整すれば
今より確実に利益は増えるでしょう。
それでも儲からないようなら
根拠ある内訳が値上げ交渉の
材料になります。
また、自身も腹落ちした状態で
交渉に挑めます。
そこまでやって無理なら
やめる選択肢もアリだと思います。
逆に同業者が撤退するなら
粘ればライバルは不在となり
値上げできる市場に
なるかもしれません。
一番言いたいのは
やめる事業というより
注力したい事業でも
細部まで
数字を出さないと
結局は儲からない
ということです。
さらに金額の桁数が大きければ
ミスは致命傷になります。
仕事をやりきるのは
大事なことですが、
仕事に取り掛かるまでに
何を決めておくかが
利益に大きく関わります。
予め数字を決めておけば
3、6、12カ月の
経営数字の予測にも
大きなズレは生じません。
最近、大きな数字から
現場の実行予算など
細かい数字に関わることが
増えてきました。
関わる人も経営者だけでなく
幹部をはじめ一人一人の課題に
関わる機会が増えてきました。
結局、ビジョンを実現するには
小さなことに目を向ける必要が
あるということですね。
では、また明日。
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